軸先の下絵付け

軸先の下絵付け

やっと素焼きの窯出しが終わり軸先に下絵を施しました。

下絵は実際に書き込んだ色と焼き上がりの色が違う物もあるので頭の中でイメージしながら描くのが意外に難しいです。今回依頼を受けた掛け軸の中廻し(中縁)の布は麻なので、シンプルな紋様と遊びのあるワンポイント柄、色植縄紋で表現しました。

唐草紋と3種色の縦縞紋様     
唐草紋は好きな柄の一つで良く描きます。今回は写真では見えずらいですが唐草の内側に細かい横線を施しています。使用しているグリーンは実際に焼き上げると鮮やかさが消えてダークグリーンのようになります。3種類の縦縞は黒、赤、薄茶色をパターンで入れています。

色植縄紋             
色植縄紋はいつも唐草紋が主流で制作していましたが今回はシンプルに縦縞紋様を施してみました。焼き上がってみないと色の雰囲気など分かりませんが今の段階では縦縞の色植縄紋も良い感じかなと思います。

だるまと矢羽           
日本古来からの伝統的な紋様でもあり縁起の良いだるまと矢羽。だるまは七転八起、無病息災、家内安全など矢羽は魔除け、邪気払い、その年の良運を射止めるという意味があります。

梅の花と赤横縞          
こちらも縁起の良い梅の花。冬の寒い間に蕾を付け、他の花に先駆けて早く咲く梅はものごとの最初であるという意味合いもあります。赤横縞は黒の細いラインを最初に5本引き、その間に赤い色を入れていきました。

黒横縞とオリジナル紋       
シンプルな黒の横縞と三角、半円、斜線などを組み合わせた紋様。単純なラインだけど組み合わせる事で全く違う紋様にみえてしまうのでデザインに行き詰まった時はバリエーションがいっぱい出来て重宝します。

今回の収穫は色植縄紋のストライプ柄に気付けた事です。作品を制作する時にはつい複雑な柄や凝った紋様を考えてしまいますが、単純な柄でもしっくりくる場合もあります。タンブラーやプレートで使えそうなので次回の課題が出来ました。

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